こんにちは!
今回はシトルリンの増大効果について解説します。
私自身、シトルリンに増大効果を期待してサプリを飲んでいた過去があります。
果たして効果はあったのでしょうか?
早速見ていきましょう!
:シトルリンとは?
まずはシトルリンの概要について解説します。
シトルリンは遊離アミノ酸
シトルリンとは、タンパク質の構成に関与しない遊離アミノ酸の一種です。
体内での生成が可能なアミノ酸なので、非必須アミノ酸と呼ばれています。
しかし、人が体内で生成できる量は多くありません。
特に子供や高齢者世代の人では、普段生成されるシトルリンだけでは足りないんです。
また、シトルリンには体にもたらす多岐に渡る効果があります。
その効果を得ようとするなら、不足している分のシトルリンを体内に摂取する必要があります。
不足分を補うためには、食物やサプリなど体外の物質から、積極的にシトルリンを摂ることが推奨されています。
アルギニンとの作用でNO(一酸化窒素)を生産
シトルリンは尿素回路にてNO(一酸化窒素)を生み出しています。
NOとは血管を拡張して血流を促進する物質のこと。
そもそもシトルリンはこのNOの生産に密接に関連していることが発見されて注目され始めました。
シトルリンは回路内でアルギニンとの変換を繰り返しNOを生産していることが判明したんです。
NO生産による血管機能のコントロールは健康維持には必須。
そのため、シトルリンは人間にとって重要な成分なんです。
NOには血流促進効果がある
シトルリンの働きで生産されるNO(一酸化窒素)には、血管を拡張し血流を促進する作用があります。
このNO(一酸化窒素)には体内の血管をリラックスさせる効果があるのです。
リラックスさせることで、硬化している血管を柔らかくして伸縮性を高めます。
その結果、血管が広がりやすくなり、血の巡りがスムーズになるのです。
逆に、体内のNO(一酸化窒素)が不足してくると、血管は固くなり血流が悪くなります。
血管をしなやかにするには、筋肉のようにストレッチなど直接的な方法で、ほぐすことができません。
血管を柔らかくするにはNO(一酸化窒素)を生産することが重要になってきます。
つまり血流を促進する効果を求めるには、NO(一酸化窒素)を生産するシトルリンを摂取することが必要ということです。
:シトルリンの増大効果について
それでは、シトルリンの増大効果について詳しく見ていきましょう!
シトルリンに長さを伸ばす効果は確認されていない
結論から先に言うと、シトルリンには長さそのものを増大させる効果は確認されていません。
そもそも何かを摂取しただけで、何cmもサイズが伸びる成分は科学的に存在しないのです。
現状では、長さを伸ばす科学的な方法は次の4つしかありません。
- アンドロヤマトによる牽引
- ポンプによる吸引
- テストステロンの補充
- 手術
したがって、増大効果を求めてシトルリンだけ摂取しても、効果が得られる可能性は非常に低いと言えるでしょう。
男性機能の改善効果は期待できる
では、シトルリンは男性特有の悩みに効果はないのか?というと、それは違います。
シトルリンの摂取によって血流をスムーズに行うことで、男性機能の改善効果は期待できるんです。
アソコは海綿体と呼ばれる血管の塊で構成されており、海綿体に血液を送り込むことで男性機能が活発になるのです。
しかし男性機能が働かない人は、興奮状態になっても上手に血液を送り込むことが出来ない状態にあります。
そのため、シトルリンを摂取することによって、血流を改善すると男性機能は改善されることがあるのです。
実際に、イタリアのフォッジャ大学で行った臨床試験でも効果は確認されています。
その臨床試験では1,500gのシトルリンをEDに悩んでいる人24人に1ヶ月摂取させたところ、50%である12名の被験者にED改善の結果が現れました。[参考]
即効性はなく継続した摂取が必要
シトルリンは医薬品ではないため、飲んですぐに効果が現れるわけではありません。
基本的なサプリ全般に共通することなのですが、シトルリンもある程度の期間を継続して摂取することが大切です。
継続して摂取することで、体内のNO生産効率を高めることになり効果を実感しやすくなります。
どの程度の期間が必要なのか?と言われれば個人差があるので難しいです。
そして、シトルリンを摂取する目的によっても変化します。
シトルリンの摂取で、男性機能の回復を目指す人の摂取期間は、臨床試験データや体質のサイクルを考えると、3ヶ月以上の摂取がおすすめです。
アルギニンとシトルリンの同時摂取が効率的
効率よく効果を発揮するようにするために、アルギニンと同時に摂取することがおすすめです。
シトルリンの摂取目的は、NO生産効率を高めて血流の促進効果を得ることです。
シトルリンと同時にアルギニンを摂取することで飛躍的にNO生産効率が高まります。
理由は、尿素回路でアルギニンとの変換を繰り返す過程でNOが生産されているからです。
つまり、NO生産の元のシトルリンとアルギニンの両方を、同時に摂取することでNO生産効率が高まる期待ができます。
実際にシトルリン単体で摂取するよりも、アルギニンを同時に摂取した時の方が20%もNOの産出量が増えたという実例もあります。
さらにNO3系の成分との相性が◎
NOを生産する成分は、シトルリンとアルギニンの組み合わせの他にもあります。
それはNO3(硝酸塩)です。
NO3(硝酸塩)とは、ホウレン草や春菊・サラダ菜などの主に葉を食べる食材に多く含まれています。
サプリの原料としては、ビートールートの抽出成分に含まれる成分ですね。
また、NO3は消化器官から吸収されてNOに変換されています。
つまり、尿素回路でNOを生産するシトルリンとアルギニンとは別の工程でNOを生産しているんです。
シトルリンとアルギニンに加えて同時にNO3を摂取することで効率よくNOを生産できることになります。
:シトルリンのその他効果について
ここからは、シトルリンのその他の効果をご紹介します。
運動能力の向上効果
シトルリンには、スポーツや筋トレのパフォーマンスを向上させる効果があます。
シトルリンにより体内のNOの生産効果が高まったことで、血流が改善され運動能力が向上するんです。
トレーニング前のシトルリンを8g摂取した被験者の52%が、摂取していない被験者より重い負荷に耐えられることが確認されたという実例があります。
また、毎日シトルリンを6g摂取している被験者は、平均で34%ほどATPという筋肉を動かすエネルギーが増えた事も確認されています。
さらに、タンパク質の少ない食生活をさせる代わりにシトルリンサプリを8人の被験者に摂取させる実験も行われています。
その結果、タンパク質の摂取量自体は少ないにもかかわらず、筋肉の合成率が高いことが確認されました。
このように運動能力の向上効果が実際に現れているため、アスリートなどはシトルリンサプリを積極的に使用しています。
疲労の回復効果
シトルリンには、疲労回復効果があります。
血行が良くない人は、疲労の原因となる疲労物質を効率よく排出できず、体内に蓄積し疲れが溜まりやすくなっています。
シトルリンを摂取するとNOによって血流を促進させることができるので、新陳代謝が活発になります。
つまり体内に発生した被労働物質を含む老廃物を、効率的に体外に排出できるようになるんです。
また、疲労の大きな原因であるアンモニアを無毒化して効率的に体外に排出させる効果があることも、疲労回復に大きな役割を果たしているのです。
高血圧や動脈硬化の改善効果
シトルリンを摂取することは、体にとって有益となります。
「高血圧」や「動脈硬化」の改善が期待できるのです。
人は年齢と共に血管の伸縮性が失われていきます。
しかし、シトルリンを摂取することで、年齢による動脈硬化や血流の悪化などにも効果を発揮します。
1日に5,600mgのシトルリンの摂取を、中年男性が15人7日間摂取するという検証では、動脈硬化の緩和と血圧の明らかな改善が見られたという結果が出ています。
以上の結果を踏まえるとシトルリンは、動脈硬化や高血圧への対処法としておすすめです。
:シトルリンの副作用について
シトルリンは医薬品ではありません。
そのため、副作用の心配は基本的にはなく安全性の高い成分といえます。
しかし、次のようなケースでは注意が必要ですので気を付けましょう。
1つ目は、バイアグラや高血圧の改善を目的とした医薬品と併用した場合です。
元々血液の流れがスムーズになっているところに、更に医薬品を投与すると効果が強くなりすぎる可能性があります。
2つ目は、本来の低血圧の人が摂取した場合です。
元々、低かった血圧をさげてしまうので、めまいなどを感じる可能性があります。
基本的には安全性が高いシトルリンですが、過剰摂取には気をつけたほうが良いでしょう。
:増大したいならホルモン系の成分も摂取するべし
シトルリンの効果についてここまで見てきました。
シトルリンには、疲労回復や運動能力向上など、体にもたらす多岐にわたる効果があることが分かったと思います。
しかし、主に血流の改善を行うシトルリンには、増大効果は備わっていません。
増大を目的とするなら、血流改善系の成分だけでなく、男性ホルモンのテストステロンを増やす成分を摂取するべきです。
テストステロンは男性の様々なパフォーマンスに関わる男性ホルモンの一種。
男性の性行為のスイッチを入れていく役割もあるので、テストステロンが増加することで生殖機能を向上させる効果があります。
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